皆さまは【立てる】と【媚びる】の違いをご存知でしょうか?
人との関わりの中で相手を立てるという行為は
お作法の1つとして覚えておきたいものですよね!
しかし、ふんわりとした認識でいると自分では立てているつもりなのに相手や周りから見ると媚びている、ゴマをすっている。というように感じられてしまうかもしれません。
ということで今回は、【立てる】と【媚びる】の違いについて確認していきましょう。
まず、この2つの決定的な違いは?
媚びる=自分の為
立てる=相手の為
媚びるは、相手に気に入られようとしてご機嫌をとる。
または見返りを求めておだてる行為。
具体的にはどんな態度?
↓↓↓
・人によって態度を変えている
・何でもかんでもYES!!
・あれもこれもと褒めセルフを並べる。
—————これに対して————-
立てるは、
相手の立場が悪くならないように考えて言動、行動する。
具体的にはどんな態度?
↓↓↓
・相手の話の腰を折らない。
・相手の意見を尊重する。
・謙虚な気持ちで相手に頼る。
2つの違いを見てどうですか?
2つの共通点として「相手を持ち上げる」という点がありますよね!
相手を持ち上げる簡単な方法としてよくやってしまいがちなのが【褒めたおす!】
これは相手に好印象とは真逆の印象を与え、困らせてしまうことの多い行為です。
褒めることはもちろん悪いことではありませんが加減を考える意識が必要です!
「あれ?私、媚びてるように見られてたかも…」なんて方はいませんか?
相手を立てるという行為をきちんと理解し、状況によって上手く行うことが出来れば信頼関係が自然と生まれ良好な人間関係が構築されます。
自分自身に媚びている気持ちがなくても相手には自分の気持ちはわかりません。
相手は自分の聞きたいように聞き、感じたいように感じるもの。
自分が思っている事と相手が思っている事に違いがでないようにしっかりと違いを理解し残念な結果にならないようにしてくださいね!
本日も最後までご覧いただきありがとうございました。
【マナーをもっと身近に….】
~Hisako Imatani〜